フリーライター京*mia【自由スタイル探求帖】

世界放浪からシドニー移住後、京都に惹かれて帰国中。もっと自由に、自然に生きたい♡ 探求ライターの徒然帖です。現在の拠点:京都と大阪を行ったり来たり…

それでもスタバに足を運ぶ理由『エッセイ』。

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カフェ文化の盛んなオーストラリアで、4年近くバリスタを生業としていました。コーヒー豆を日本に輸出するボスのお手伝いをしていた時期もあります。

コーヒーやカフェ、と名の付くもの全てに、並々ならぬロマンや愛情を感じます。

 ※エスプレッソマシンを使用してコーヒードリンクを作る人、コーヒーメーカー

 

例えばオーストラリアで話す日本人など、いったん美味しいコーヒーに出逢ってしまうと、日本のコーヒーが不味いだとか、スタバなんて入ってられないレベル、だとかいう声を多く聞きます。

私がバリスタをしていたからか、同意を求められることもあるのですが…。

 

日本のコーヒーレベルの云々は書き出すと止まらないので、いったん脇へ置いておくとして。苦笑。

 

私、今でもスタバが好きですよ。私、今でもスタバに足を運びます。

 

理由はいくつかあるけれど、まず、私自身がかつてスタバの“パートナー”だったこと。スタバでは、スタッフは社員アルバイト関係なく、“パートナー”と呼びます。

面接を受けた1999年当時、スタバ、なんてまだ日本に来て間もなかった頃。

その直前、私はカナダに知人を訪ねて遊びに行った際に、スタバの存在を知りました。衝撃でした。笑。店内に立ち込めるコーヒー豆の匂い、気さくで笑顔の店員さん、フラペチーノという未体験の飲み物の甘-い美味しさと言ったら…!

その後晴れて、某スターバックスのオープニングスタッフとして働き始めることになります。

日本でまだ140店目の店舗で、さらにスタバ史の中でNASDAQ上場前の貴重な時期を見ました。

自慢ではない (いや、自慢にさせてもらおう!) けれど、倍率は10倍以上。揃いもそろって、まぁよく集めてきたなと思うほど、良くも悪くも個性の強いメンバーでしたね。苦笑。自由でときに自由過ぎて枠からはみ出る人もいて、でも私の青春と被って記憶に温かく残る日々です。

おかげでスタバは当時から、今もなお、私の“サードプレイス”なのです。

 

そして、世界一周をしていた際も、スタバに足を運びました。

マクドナルドほどの数ではなかったし、私が旅した当時は、スマホなども普及していなかったのでガイドブックに掲載されているか、たまたま目に留まった店舗だけですが。

バンコクギリシャ、チリ、ブラジル…。今でも容易に思い出せるほど、記憶に残っている各国のスタバです。どれだけ日本から離れていたって、スタバの空間に一歩足を踏み入れるだけで、私は瞬時に故郷を感じることができました。

この空間を作り出しているものや、働いている人々までもが、まるで私のいたその場所と繋がっているような気がしたからです。

それは特に、少し治安が悪いような、旅をするのがハードな国々ではより際立って輝いて見えました。ときには旅に疲れた、いち旅人をただ癒す救世主のような存在。

やはり世界中どこでも、私の“サードプレイス”なのです。

 

そして、今日本に戻ってきてからも、いくらお洒落で美味しいコーヒーを注いでくれるカフェが日本に増えていても、ときどきあえて選びたくなるのが、スタバ。

 

今の私のニーズは、空間の心地良さです。ライターとして、取材後のメモをまとめたりPCを持ち込んだりしたいなーと思うからです。

やはりカフェが好きなので、好奇心からも、個人経営の素敵なカフェなどは入らずにはいられません。

でもお洒落過ぎるカフェはときに、静か過ぎます。そして、オーナーさんのこだわりが詰まり過ぎた小さな空間はときに、緊張感を強いてきます。

私の理想としては、自分とカフェの間の少しの隙間 / スペースがあればいいのに、と。

少しざわついて、少しくらい長居したって誰も気に留めない空気感、全ての席が店長さんの目に留まってしまう造りよりは、少し目の届かないテラスや奥の席があったら嬉しい。さらに多少席同士が近くても、1人で心置きなく座れるテーブル席があったら嬉しい。

 

私にとって、それらが全て叶うのがスターバックスなんでしょうね。

 

味は (again) 私も思うところが多々ありますが、それでもこの空間には喜んでお金を払いたいと思っています。また、いち早く本屋との併設を試みたり、絶景を望む一等地だったり、日本の古民家を改装したり、畳敷の内装だったり…。あったらいいな、を次々と叶えてくれるのも嬉しい。

 

そしてもちろん、日本のチェーン店にしては珍しく、人間味のある接客をしてくれる私の後輩ちゃんたち、“パートナー”の接客にもですね!ま、結局、自分の古巣だからひいき目ってことになるのでしょうか、というオチですね。苦笑。