ナチュラル・コンシャス-本質的で自然に沿った暮らし-

世界放浪からオーストラリアへ移住後、京都に惹かれて期間未定で帰国。食とからだと心、宇宙の真理もまとめて探究中!海のある暮らしに憧れるライターです。

今も昔も変わらぬ癒しの場所、静かな時間に浸る「青蓮院」

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Hello all! ナチュラルライフ探求ライター、miaです。

 

 

昨夜、とてつもない巨木に圧倒され畏怖の念に打ちのめされる、というような夢を見ました。

そんなわけで、ずっと書こうと思っていたこの場所を思い出しました。

 

「青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)」

 

京都にはそれはもう無数の寺社仏閣がありますが、なかでも特にお気に入りであり印象深い「青蓮院」をご紹介します。

観光客で溢れかえる京都の街で、観光地からほんの少しずれるだけで別世界に来てしまったかのような静寂を堪能できるスポット。

 

正式には「青蓮院門跡」と言うらしく、「三千院」、「妙法院」と共に、「天台宗総本山比叡延暦寺」の三門跡寺院だそうです。古くより皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院とされているとか。

 

その「青蓮院」、象徴でもある入口近くの5本の大楠が迎えてくれます。

 

いずれも京都市の天然記念物に指定されている、樹齢800年とも言われる巨樹です。苔とのグラデーションがまた美しく、圧倒的な生命力を感じる佇まいです。

 

個人的にはこの大楠だけでもお腹いっぱいなのですが(笑)、「青蓮院」の見どころはもちろんまだまだあります。 

 

まず人々が足を踏み入れるのが「華頂殿(かちょうでん)」。

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後ろ姿で思いを馳せる我が母。笑。

 

大広間である華頂殿の60面の襖絵を、ビビッドカラーの蓮の花が彩っています。

京都の街を歩いていると、今ではもう見ない日はないのでは⁉ と思う、京都出身の壁画絵師、木村英輝氏による「蓮 –青の幻想 生命賛歌 極楽浄土」と題されたものだそう。

こんなにロックで現代風のタッチが、これほどに格式のある歴史的建造物にマッチするなんて…(韻を踏んだわけでは…苦笑。)!

 

全てを受け入れて流れる空気は変わらず静かに、呼吸をするようにその空間を育んでいくようです。しかも猛暑日であったにも関わらず、心なしか温度もここだけ少し低い気がしました。

 

深呼吸をして落ち着いたら、回遊式築山泉水の庭園に出て散策してみましょう。

 

そのまま「小御所(こごしょ)」の裏手にある本堂で参拝し、さらに歩みを進め「宸殿(しんでん)」まで向かうことができます。

 

春は桜、秋は紅葉、新緑の季節もまた捨てがたい…。四季折々の美しさをどこにいても感じることができます。

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こちらからの庭園ビューもまた、素晴らしい

 

ところで「青蓮院」を私が初めて訪れたのは、母のふとした思い付きでした。

 

京都で生まれ結婚するまでを京都で過ごした彼女は、自分の生まれ育った場所を私とシェアしたいと思うらしく女2人、昔から思い付きでよく街歩きをしています。

 

ただ最近はどこに行っても人・人・人、その日は特に猛暑の日でうんざりしかけていたときに、彼女が思い出したように「青蓮院」の名前を口にしたのです。

彼女の思惑通り、観光客でごった返している市内の中で、ここだけまるで別世界のように静寂に包まれていたのを覚えています。

 

そして2人並んで庭を眺めながら母がぽつんと、

 

「思春期、進路に迷ったとき、お母さんはひとりでここに来て庭を見てたわ。」と。

 

母にとってはそう、「青蓮院」は今も観光地や寺院というだけではなく、日常に寄り添う癒しの場所に他ならなず。

庭を眺める彼女の後姿が、その悩める時代であっただろう何十年も前の彼女とオーバーラップしそうになりました。静けさのおかげで、一瞬タイムスリップしたような不思議な感覚に。

 

京都で暮らす人にとっては、寺社仏閣はきっと日常により根付いた存在で、しかも娯楽が今よりもうんと少ない当時はもっとそうで…。

だからこそ母は思い悩んだとき、大楠が葉を揺らし庭園の美しいこの「青蓮院」にふらっと来て心を落ち着けていたんだなぁ、と。

 

もちろん今は、春秋に行われるライトアップも有名で、世界からの観光客もちらほら見かけるようになりずいぶん変わりました。

 

でも、私にとってもこの地は癒しの場所であり、母との思い出の地であり続けるんだろうな…と嬉しく思うのでした。

 

 「青蓮院」

Add:京都市東山区粟田口三条坊町69-1

Open:9:00~17:00(最終受付16:30)
   ※春・秋に夜間ライトアップを開催
HP:

www.shorenin.com

 

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