ナチュラル・コンシャス-本質的で自然に沿った暮らし-

世界放浪からオーストラリアへ移住後、京都に惹かれて期間未定で帰国。食とからだと心、宇宙の真理もまとめて探究中!海のある暮らしに憧れるライターです。

秋のはじまりに、甘く華やかな香りを追いかけて【エッセイ】

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春の桜といえば、よく並べられるのは、秋の紅葉。

でも花で例えるなら、間違いなく「秋の金木犀」だろうと思います。

 

夏が終わる寂しさに包まれながら、でも微かにワクワクとしていられるのは、金木犀の季節の到来を予感しているからにほかなりません。

 

いつもその姿を見つけるより、香りの方が先。

どこからともなく漂ってくる甘く華やかな香りを追いかけ、目の先にビビッドなオレンジの花を見つけては「お、金木犀か!」と、心が弾み顔がゆるむのです。

 

桜前線や紅葉のようにニュースなどで、開花時期が予測されるわけでもない。だけど私は知っています、この香りを心待ちにしている人のいかに多いことか…!

 

あのおびただしいほどの、でもあまりに小さな花々から発せられる、目の覚めるような幸せの香りにむせ返る幸せのひととき。

 

それは雨に降られると簡単に散ってしまう、儚い命でもあります。

 

私の住むマンションのアプローチにも2本、木が植えられていて今、満開です。

(いつまでもつかな)と、咲き始めからすでに名残惜しさがこみ上げるのは、きっとその刹那を知っているからでしょう。

 

街歩きをしていてもふとした瞬間に、その存在を感じられる金木犀の季節。

今週は雨が続くようですが、どうかもう少しだけこの香りを楽しませて欲しいと、願わずにはいられないのでした。

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鴨川沿いでも圧倒的な香りに包まれる

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花から離れた場所にまで風が香りを運んでくれる

 

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